SharePoint Online の「新しいUI」を従来のUIに戻す方法いろいろ

この投稿は Office 365 Advent Calendar 2016 に参加しています。

なんと、前回の投稿が昨年のOffice 365 Advent Calendar参加の投稿だったので、
正真正銘の一年ぶりの投稿になります (滝汗)

で、その間にSharePoint Online 色んなアップデートがたくさん多すぎありました。
なかでも、新しいリストとドキュメントライブラリのUI(画面)は
見た目にすぐ分かる変化でしたので、気になった方も多いかと思います。
(Surfaceなんかでのタッチ操作に適した画面なのかな?)

※参考サイト:
ドキュメントライブラリの新しい UI について – マイクロソフトコミュニティ
[SharePoint の未来] モバイル、モダン UI、新ワークフローへの対応強化でさらにインテリジェントなプラットフォームへ(Microsoft Partner Network ブログ)
Update on Modern Document Libraries and Extensibility – Microsoft Office Dev Center

ただ、操作感が前の方が気に入ってた*とか、
よりクリティカルには、JavaScript等でカスタマイズを入れてた場合は
「前のUIに戻したい」というニーズが結構あるのではないかと思います。
*ちなみに個人的にはリストの複数行(拡張リッチテキスト)フィールが、
編集アイコンをクリックしてからでないと入力できないようになってしまったのが
地味に気になっています。
なので、今回のネタは 「新しいUIになったリストやライブラリを従来のUIに戻す方法」 です。
(年の瀬も近いので過去を振り返る的なノリで(笑) )
変更する対象範囲別に下記の3パターンがあります。

  1. テナント全体
  2. 個々のリスト または ライブラリ単位
  3. サイト または サイトコレクション単位

1. テナント全体

Office365のテナント全体≒SharePoint Online全体で「新しいUI」を使わなくする設定がコレです。

まず、Office365の管理センタからSharePoint管理センターの画面を開きます。

2016-12-14_234547

2016-12-14_234620
そして、SharePoint管理センターのサイドメニュー「設定」を選択します。
すると開く設定メニューの中に 「SharePoint リストおよびライブラリのエクスペリエンス」 という設定メニューがあります。
おそらく、デフォルトでは「新しいエクスペリエンス (自動検出) 」というメニューが選択されているかと思いますが
これが リスト・ライブラリを「新しいUI」にする設定です。
なので、ここで「クラシック表示のエクスペリエンス 」を選択すれば
そのSharePoint Online環境にあるすべてのリスト・ライブラリが従来のUIに変更されます。

2. 個々のリスト または ライブラリ単位

1のように、全てを従来のUIに戻してしまうのではなく、
特定のリスト・ライブラリのみを戻して、他は「新しいUI」にしたいという場合は
テナントの設定は「新しいエクスペリエンス」にしておいて
個々のリスト・ライブラリ単位で設定を変更することができます。
1と比較して、テナント管理者でなくても実施できる*のも利点かと思います。
*リストの管理者権限は必要

個々のリスト・ライブラリ単位で戻す方法には二通りあります。

一つ目は、対象のリスト・ライブラリを開いたときにサイドリンクバーの下部(画面左下)に表示される
「従来のSharePointの表示に戻す」リンクです。
2016-12-14_233044
新しいUIになっているリスト・ライブラリでこれをクリックすれば、一発で以前のUIに戻りますので
これが最も簡単な方法だと思います。

ただし、これは一時的な変更で、
サインアウトなどして再度そのリスト・ライブライにアクセスすると「新しいUI」に戻ってしまっています。
また、どうやらログインユーザー単位の設定のようで
「従来のSharePointの表示に戻す」クリック直後に、別のユーザーが同じリストにアクセスしても
新しいUIが表示されることもあるようです。

個々のリスト・ライブラリに対して、
継続して(どのユーザーがアクセスしても)従来のUIで表示するためには別の設定をする必要があります。

変更したいリスト・ライブラリ開いて、画面右上の歯車メニューから
「リストの設定 (またはライブラリの設定)」を選択します。
2016-12-15_001018
そして、設定メニュー「詳細設定」を開くと、「リストの表示」という設定メニューがあります。
2016-12-15_001250
「管理者が設定した既定の動作」は、上記1のテナント全体の設定に依存することになります。
このリスト・ライブラリ単位で従来のUIを使用したい場合は「クラシック表示」を設定します。
これで、そのリスト・ライブラリは従来の表示のままになります。

3. サイト または サイトコレクション単位

「テナント単位の設定だと大きすぎて、個々のリスト・ライブライ単位での設定だと細かすぎる」というケースもあるかもしれません。
たとえば、「このサイト内にあるリスト・ライブラリは全部「従来のUIにしたいけど、リストが沢山あって一つずつ変更していくのは面倒すぎる!」というような状況です。

このような場合は、サイト(サブサイト) または サイトコレクション単位で、
デフォルトとして「従来のUI (クラシック表示) 」を使うように設定することができます。
ただし、この設定変更だけはこれまでの方法と違ってサイト画面(ブラウザ)からは変更すことはできず
Windows PowerShell を使ってサイトのデフォルト設定を変更する必要があります。

その詳細手順はここで書くと少し長くなってしまうことと、
下記サイトにサンプルコードまで載ってるので、そちらをご参照ください (汗)。
リストまたはドキュメント ライブラリの既定の環境を新しい環境またはクラシック環境に切り替える の
「(管理者向け) Windows PowerShellを使用してサイトとサイトコレクションレベルで既定の環境を変更する」 の
「サイトとサイト コレクションの既定の環境を変更する」セクションの「DocLib.ps1 」という名前で説明されている部分がそれに当たるかと思います。

※抜粋
…サイト コレクションまたはサイト レベルでドキュメント ライブラリ用に既定の環境を変更するには、CSOM (クライアント側のオブジェクト モデル) ラッパーで次のように Windows PowerShell を使用する必要があります。
…(略)…

# To apply the script to the site collection level, uncomment the next two lines.
 $site = $clientContext.Site;
 $featureguid = new-object System.Guid "E3540C7D-6BEA-403C-A224-1A12EAFEE4C4"

# To apply the script to the website level, uncomment the next two lines, and comment the preceding two lines.
 $site = $clientContext.Web;
 $featureguid = new-object System.Guid "52E14B6F-B1BB-4969-B89B-C4FAA56745EF"

# To turn off the new UI by default in the new site, uncomment the next line.
 $site.Features.Add($featureguid, $true, [Microsoft.SharePoint.Client.FeatureDefinitionScope]::None);

※詳細は上記サイトをご確認ください。

ちなみに余談ですが、上記サイトのタイトルは
少し前までは「ライブラリの…」だったのですが、いつの間にか「リストまたは…」にアップデートされてました。

 

というわけで、従来のUIに戻す方法を説明してきたわけですが
当然のことですが、いずれは旧UIは無くなって新しいUIに統一されるとは思うので
早いうちに新しいUIを使い慣れておく方が良いかなぁとは思います (笑)。
(カスタマイズの問題は悩ましいですけどね…

 

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